こんにちは。ぶ~ちゃんです。
日光街道歩き旅8日目3回目です。
今回は徳次郎宿から次の宿場町・大沢宿を目指します!
いよいよ、日光街道最大のハイライト、世界最長としてギネスブックにも登録されている「日光杉並木」の真の魅力に触れる区間です。道中には、願いを叶えてくれるという「お願い地蔵」や、壮大な杉並木の歴史を物語る「杉並木寄進碑」など、江戸時代のロマンを感じるスポットが点在しています。神聖な日光の地へと誘う、静かで力強い杉並木の道を、一緒に深呼吸しながら歩き進めていきましょう!
それでは「大沢宿」への道中の続きをお楽しみください。
日光街道の旅 8日目-3
大沢宿への道中
石那田八坂神社仮殿
14:00
田川大橋を渡ると、その先には石那田八坂神社の御仮殿があります。


この神社は、京都の祇園祭に由来する「天王祭」が有名で、毎年7月に行われる伝統的なお祭りなんだそうです。祭りの初めに、御神体を本殿からこの御仮殿へ遷す「下遷宮」が行われ、7日間にわたって毎夜燈明が灯され、多くの人が参拝に訪れるとのこと。最終日の「上遷宮」では、御神体が本殿へ戻る際に、地域から6台の豪華な彫刻屋台が集まる練り回りが最大の見どころなんだとか!

「海老王子(えびうち)」のユニークな地名
道中、「海老王子」という名前が目を引くバス停を見つけました。とてもユニークな名前ですよね。「えびうち」と読むそうです。
なぜ「海老王子」?調べてみると、川などの浸食によって地形が湾曲した「凹地(おうち)」になり、その地形から「海老王子」という地名が生まれたという説があるそうです。※諸説あり。
地名に秘められた歴史や地理を知るのも、街道歩きの面白さですよね!

ゴールの日光まで、わずか11kmです。

お願い地蔵
その先に見えてきた祠には、赤い布にくるまれたお地蔵様が祀られています。このお地蔵様は、地元の人たちに「お願い地蔵」や「占い地蔵」として親しまれているそうです。
お願い地蔵としての信仰では、「自分の体の患部と同じ箇所に赤い布をつけて祈ると、ご利益がある」と言われています。旅の疲れが出始めた体に鞭を打ちつつ、私もそっと健康を祈願しました。
また、祠の前には三つの丸石が並んでいて、占い地蔵としての言い伝えも。願い事を念じながら丸石の一つを持ち上げ、「軽く感じたら願いが叶う」とされているそうです。

その先、少し通り過ぎてしまいましたが、右手に新渡神社があります。

江戸日本橋より三十一里目「上小池の一里塚跡」
新渡神社の対面、左手側には江戸日本橋から数えて31里目の「上小池の一里塚」があったとされています。しかし、残念ながらその名残を示す説明板などは見当たりません。「本当にこの辺りにあったのかなぁ」と、古地図を片手に想像力を働かせます。一里塚の跡を見つけるのも、街道歩きの楽しみの一つです。

徳次郎に入ってから、道の両側に杉並木が続く「並木歩道」が連続しています。田畑を貫く、この静かな並木道を粛々と進んで行きます。


歩き続けるうち、ついに「日光市」へと入りました!これで日光街道の旅もいよいよ終盤戦です。
日光街道の真の見どころはここから! 最後のひとときを存分に楽しみながら、ゴールを目指します。

第四号接合井
14:30
歩き始めてしばらくすると、「第四号接合井」を発見!こちらも特に史跡登録されているわけではありませんが、街道ウォーカーとしては「コンプリート」に向けて、しっかりと写真におさめます。

遠くには、雄大な男体山の姿も見えてきました。いよいよ日光が近いんだと実感させてくれます。
「日本ロマンチック街道」の案内板もありました。長野市上田まで全長320kmのルートになります。
しばらく歩きましたがロマンチックは感じませんでした。歴史の魅力あふれる道ということでしょうね。


ひたすら並木沿いの歩道を歩きます。
並木沿いの歩道をひたすら進む中、同じ景色が続いて少し退屈に感じる瞬間もあります。そんなとき、これまでの道中を振り返る会話が良い息抜きになります。「あの宿場町の雰囲気が良かったね」とか、「そこのアップダウンは本当にきつかった!」なんて話をしていると、時間があっという間に過ぎていきます。



山口の交差点の先で道は二手に分かれます。左は国道119号、右の道が杉並木道で保存地域です。もちろん、私たちは迷わず右の道へ!車はほとんど通らない、並木道になります。



杉並木寄進碑
並木を進むとすぐ左手に見えてくるのが「並木寄進碑」です。
この碑には、松平正綱が東照宮に杉並木を寄進したことが記されています。
この場所は、日光神領と宇都宮領の境界にもあたり、「境石」とも呼ばれる由緒あるスポットなんです。
この日光街道の杉並木は、「特別天然記念物」と「特別史跡」という二重指定を受けた日本で唯一の文化財です。さらに、世界最長のものとしてギネスブックにも登録されているんですよ!


日光杉並木
武州川越城主の松平正綱・信綱親子が、寛永2年(1625年)から20年以上かけて紀州熊野から取り寄せた杉苗を植えた壮大な事業だったんだブ!全長37kmにわたって植えられた杉並木は、日光街道8.5km、御成街道10.7km、例幣使街道13.9km、会津西街道3.9kmと四街道に広がっているんだブ!
道の両側には立派な杉の巨木がずらりと並び、いよいよ日光街道のクライマックスにふさわしい壮大な景色が広がります。この杉並木がゴールの日光へと自然に導いていってくれるのでしょう。
植樹から約400年が経過した現在、かつて5万本を超えていた杉の本数は約1万2000本まで減少しています。その原因は、樹木の老化だけでなく、道路整備や自動車の通行量増加による生育環境の悪化など、多岐にわたります。さらに、毎年約100本もの杉が枯れてしまい、樹勢の衰退も深刻な問題となっています。
杉並木は特別保護地域として指定され、その保存活動が進められていますが、現代社会との共存が課題となっています。日光街道の魅力を支えるこの杉並木の景観が未来まで守られることを願います。


大沢宿に到着!
壮大な杉並木を歩き、ほんの10分ほどで並木道が途切れます。そろそろ次の宿場町「大沢宿」の入口です。

15:15
そして本日のゴール地点、大沢交差点に到着!無事に8日目の旅を終えることができました。

次回は、いよいよ「大沢宿」から「鉢石宿」までの道のりを歩きます。長い杉並木の絶景が続きますので、ぜひ次回もお楽しみに!
旅の最後の仕上げは…まさかの徒歩!
さて、ゴール後の帰路です。近くのバス停に行って「下野大沢駅」行きの時刻表を見ましたが、なんとバスは少し前に行ってしまったばかり…。次のバスを待つことも考えましたが、時刻表を見ると1時間に1本もない!
待ってる時間ももったいないので、駅まで2.5kmを歩いて行くことに決めました。疲れた身体にはちょっと厳しい距離ですけど、旅の最後の「仕上げ」だと思ってもうひと頑張り!


途中にあったコンビニで少し休憩をとり、ゆっくりと駅までの道を進みます。今回の旅は、どうやら妻よりも私のほうがバテてしまったみたいです(笑)。


JR日光線も1時間に1本しかなく、宿泊施設も限られています。この地域は交通機関があまり発達していないため、旅の計画はしっかり立ててから行くのがおすすめです。
日光街道を歩いた後にスムーズに移動したいなら、バスを利用して「東武日光線 下今市駅」や「宇都宮市街」まで行くのも一つの方法ですよ!
日光街道8日目 まとめ
日光街道8日目は「宇都宮宿」から「大沢宿」まで約6時間、16kmの道のりでした。旅の終盤に差し掛かったところで徐々に自然が多くなり、古道が楽しめる地域になります。
みどころ

- 宇都宮宿
- 並木道
- 徳次郎宿
- 杉並木寄進碑
エリアの特徴

- 緩やかな登り坂が続く。
- 並木道は歩車道がしっかりと分離されているので安心、安全。※一部歩道が無い場所もあり。
- 街道に近接する路線がない。※街道沿いにはバスが走っている。
- 宇都宮を抜けると食事処、宿泊場所が少なくなる。
今日のウォーキング
日光街道を歩き旅の8日目の記録です。今回もほぼ平坦な道ではありますが。高低差は約+200mあり、意識しないと気付かない程度の緩やかな登り坂になっているようです。大きな寄り道もせずに、粛々と歩みを進める感じの地域でした。
この日のゴール地点から、最寄り駅まで2.5km歩きが加算されます。
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