甲州街道歩き旅【8日目①】甲府柳町宿から韮崎宿へ!富士山を背に進む旅

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甲州街道
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こんにちは。ぶ~ちゃんです。

甲州街道歩き旅8日目です。
今回は「甲州柳町宿」の続きから「韮崎宿」までを歩きます。

道中には、甲府市指定天然記念物「上石田のサイカチ」や、ミレーの名作を収蔵する「山梨県立美術館」、朱塗りの鳥居が印象的な「諏訪神社」など、歴史と文化を感じるスポットが点在。また、地元の方から「甲州道中案内帳」をいただくなど、心温まる出会いも。下今井の町並みや自性院の石畳など、往時の面影を残す風景を楽しみながら、甲州街道の魅力を再発見する旅となりました。

到達目標となっている「韮崎駅」までは約14kmと少し短いですが、次回の旅の計画調整と、甲府で開催される「信玄公祭り」に参加するため、早めの切り上げます。

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甲州街道の旅 8日目-1

韮崎宿までの道中

旅の始まりは、甲府駅前のメインストリートと甲州街道が交わる「相生歩道橋」から。 前回散策した「甲州夢小路」や「甲府城」の歴史の余韻を感じながら、いざ出発です。

今日も空は快晴。歩道橋の上に立つと、ビルの隙間から西の方角に、雪化粧をした南アルプスの山々が顔を覗かせています。都会の喧騒と雄大な自然が同居する、甲府ならではの景色に胸が高鳴ります。

甲州街道と駿州往還の分岐点

スタートして最初の交差点の角に「相生一丁目の道標」があります。
「西しんしゅうみち 南みのぶみち」と刻まれています。
この道標から甲州街道と分かれて「駿州往還」が始まります。

ブーちゃん
ブーちゃん

駿州往還
甲州街道と東海道をつなぐ街道、それが駿州往還(しゅんしゅうおうかん)なんだブ。甲府の方では、河内路や身延路って呼ばれてたんだブ。身延山の久遠寺へのお参りの道としても知られていて、別名では富士川街道って言われてるんだブ。


荒川に架かる「荒川橋」を渡ります。視界が開け、本来なら富士山ドーン!の絶景ポイントなのですが…残念ながら今日は雲隠れ。こんなに近くにいるのに焦らされるのも、また旅の面白さですね。

上石田のサイカチ

橋を渡り終えてすぐに右折し、旧道らしい道なりを進むと、圧倒的な存在感を放つ巨木が現れました。「上石田のサイカチ」です。

ブーちゃん
ブーちゃん

上石田のサイカチ
甲府市指定有形文化財・天然記念物なんだブ。川岸の湿ったところに生える木で、この場所に本樹があるのは、昔の自然の一部を残したものなんだブ。それにね、大小そろって生えているから、地元の人々は「夫婦サイカチ」と呼んで親しんでいるブ。樹齢は両樹とも約300年って推定されているんだブ!


さらに西へ進むと、風景が少しずつ変わってきました。
「清水から93km」のキロポストを発見。ここから国道52号を南下すれば静岡の清水へ。道はどこまでも繋がり、海へと続いていることにロマンを感じます。

歩き旅のよりみち「山梨県立美術館」

ふと、美しいイチョウ並木が目に飛び込んできました。

10月下旬、ほんのりと黄色く色づき始めた木漏れ日の先にあったのは、「山梨県立美術館」です。
当初は立ち寄る予定ではなかったのですが、広々とした公園のような開放的な雰囲気に誘われて、ふらりと敷地内へ。

とても綺麗で開放的な場所なので、ゆっくり過ごしたい方にはおススメです。ミレーの絵の実物も見てみたいですね。

ブーちゃん
ブーちゃん

山梨県立美術館
山梨県最大の美術館で知られるんだブ。なんと、収蔵品は1万点以上なんだブ!『ミレーの美術館』として親しまれてて、《種をまく人》からはじめて、なんと70点ものミレー作品があるんだブ。それに、ヨーロッパの主要な風景画家や山梨ゆかりの作家、日本の近現代作家の作品も収集しているんだブ。歴史と芸術がいっぱい詰まった場所なんだブ!


中央自動車道の高架をくぐり、いよいよ「甲斐市」に入ります。
甲斐市は人口においても山梨県No.2の都市。交通量も多く、歩道が狭い箇所もあるので、車に注意しながら進みます。

丸石道祖神

「竜王新町交差点」を北へ100mほど進んだあたりで、山梨県特有の信仰の形に出会いました。「丸石道祖神」です。

ブーちゃん
ブーちゃん

丸石道祖神
山梨県には球体の石を祀った丸石道祖神が点在しているんだブ。県内の道祖神の約4割が丸石道祖神なんだブ。石の大きさもさまざまで、直径1メートルを超えるものから数十センチまであるって話だブ。それに、置いてある数もバラバラで、いろんなバリエーションがあるんだブ。


道祖神の近くの民家敷地内に「明治天皇小休所跡」の案内板がありました。

その後、中央線の踏切を渡って直進すると、久しぶりの坂道です。
登る前から疲労を感じてしまいます。

坂道の途中に目を引く巨大な名号塔がありました。高さ4.3メートル、幅1.12メートル、厚さ0.38メートルで「日本一高い供養塔」と言われているようです。「南無阿弥陀仏」の文字が刻まれています。

諏訪神社(甲斐市竜王)

供養塔を過ぎるとすぐに見えてくるのが、朱塗りの鳥居が連なる「諏訪神社」。
鮮やかな赤色が青空に映え、吸い込まれるように境内へ。

鳥居をくぐった先には「赤坂稲荷神社」があり、諏訪神社はその左手に鎮座しています。

ここでは7年ごとの「御柱祭(おんばしらさい)」が行われるそうで、直近では昨年10月に開催されたばかり。諏訪大社のエネルギーが、この甲州街道沿いにも脈々と受け継がれているのを感じます。


諏訪神社から少し坂道を登ると、また平坦な道が現れます。
コンビニがあったので、しばらく休憩をとることにしました。小高い山の上なので見晴らしが良いです。

このコンビニがある交差点を西に向かって200mほど歩くと「赤坂台総合公園 (ドラゴン パーク)」があります。広大な芝生広場、子供達が遊べる遊具、噴水などが整備され、富士山や南アルプス、八ヶ岳連峰が一望できる展望塔がある憩いの場です。

「ドラゴンパーク」は「竜王町」から名付けられたんでしょうね。「竜王駅」は日本一かっこいい「駅名」ランキング1位です。私はドラクエを思い出します。

ブーちゃん
ブーちゃん

竜王町」の名前の由来
1489年にできた禅宗のお寺、慈照寺の初代住職が、この地に住んでいた悪竜をなんと改心させちゃって、それでなんと寺の境内に「竜王水」が湧き出たっていうのが由来なんだブ。

街道が繋いだ奇跡の出会い

ここで、この旅一番の「ランダムイベント」が発生しました!
コンビニを出て500mほど進んだ変形交差点。「二十三夜塔」を見学し、信号待ちをしていた時のことです。
ふと、横に停まっていた車の窓がウィーンと下がりました。

車のおじさん
車のおじさん

こんにちは。甲州街道歩いているんですかー?

ブーちゃん
ブーちゃん

そうなんだブ。

車のおじさん
車のおじさん

これ私が作っている甲斐市の甲州街道ガイドなので、良かったらご利用になって下さい。旧道は道が複雑なので迷わないように気を付けて下さいね。

ブーちゃん
ブーちゃん

ありがとうなんだブ。

会話の概略は超簡単こんな感じですが、かなり長い間話しをしていたような気分でもありました。

甲斐市 甲州道中案内帳

手渡されたのは『甲斐市 甲州道中案内帳』。 なんと、その方が制作に関わられたガイドブックだったのです! 信号が変わるまでのわずか数十秒の出来事。もし私が少し歩くのが早かったら、もし信号が青だったら、この出会いはありませんでした。

頂いたガイドブックを開くと、甲斐市内の旧道のルートや見どころが詳細に記されています。ネットの地図だけでは分からない、地元ならではの愛着と情報が詰まった一冊。 「街道を歩く人を応援したい」というその方の想いが、この冊子を通じて伝わってきました。旅の疲れが一気に吹き飛ぶような、温かい気持ちになりました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

頂いたガイド「甲州道中案内帳」の中身です。
甲斐市の甲州街道周辺の見どころを網羅したガイドになっています。
甲州街道全体でもこんなガイドがあればうれしいんですけどね。


ガイドブックのおかげで、足取りも軽く再出発。
交差点を渡り、斜め左の旧道へ入ります。ここから空気感がガラリと変わります。

下今井の町並み

500mほど歩くと、「下今井」の集落に入りました。
いただいた『案内帳』にも記されていた通り、ここにはかつての街道の面影が色濃く残っています。

特徴的なのは、白と黒のコントラストが美しい「なまこ壁」の土蔵や、立派な門構えのお屋敷。

一見のんびりした路地に見えますが、地元の方の抜け道になっているようで意外と交通量は多め。景色に見とれすぎないよう注意が必要です。

自性院

集落の中でひと際静寂な空気を纏っていたのが「自性院」です。
山門へと真っ直ぐに伸びる石畳。これはなんと明和2年(1765年)、江戸時代中期に敷かれたものだそう。

中央線のレンガ積みガード

下今井の集落を抜けると、JR中央本線の線路にぶつかります。
ここにあるガード下がまた渋い!赤レンガを積み上げたアーチ構造で、中央線が開通した明治時代当初のものだと言われています。

ガードをくぐったところで、今日の8日目初回の報告ははここでまでにしたいと思います。
次回は、いよいよ目的地の「韮崎宿」へと入っていきます。

今日は、甲府の都会的な風景から始まり、ミレーの芸術、竜王の伝説、そして何より地元の方からの温かいギフトと、バラエティに富んだ一日となりました。ただ道を歩くだけではない、人や歴史との「点と線」が繋がる感覚こそ、街道歩きの真骨頂ですね。

次回も引き続き、甲州街道の魅力をお届けします。韮崎の宿場町ではどんな発見が待っているのでしょうか?どうぞお楽しみに!

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