こんにちは。ぶ~ちゃんです。
夫婦で挑戦する五街道歩き旅が、ついにスタートを切りました!遠い見知らぬ宿場町にたどり着いたとき、どんな景色に出会えるのか、想像するだけで胸が高鳴りますよね。歩き旅の先に待つ歴史のロマンや、現地の美味しいもの、そして何より夫婦で感動を分かち合える瞬間が、今から楽しみでなりません。
このブログでは、記念すべき第一歩となる「甲州街道」の旅路を、臨場感たっぷりにお届けしていきたいと思います。「甲州街道って面白そう!」「私も歩いてみたい!」と感じていただけたら嬉しいです。さあ、期待と少しの緊張感を胸に、未知なる冒険の旅へ一緒に出かけましょう!
甲州街道歩き旅!第一歩は五街道の起点「日本橋」から
天候にも恵まれ、甲州街道の旅立ちには最高のスタート日和となりました。五街道と聞いて真っ先に「東海道」が頭に浮かびましたが、まずは街道歩きの感覚を掴むこと、そして自宅から離れすぎずに継続できることを考慮し、最初の街道に「甲州街道」を選びました。
期待と不安が入り混じる、それこそが旅の醍醐味ですよね。いよいよ甲州街道を西へ向かう、私たちの冒険が始まります。
旅立ちの地!五街道の起点「江戸日本橋」
甲州街道の旅のスタート地点は、すべての街道の出発点である五街道の起点「江戸日本橋」です。
江戸時代、ここが日本の中心であったからこそ、すべての街道が日本橋を起点として整備されました。当時の旅人たちで賑わう活気が目に浮かぶようです。この場所から延びる五街道の整備なくして、現代の東京の発展はあり得なかったかもしれませんね。
8:45
ここから、遥か下諏訪宿まで約220kmの長丁場です。初日の目標は「府中宿」と定め、原標に別れを告げ、最初の一歩を踏み出しました。

日本国道路原標
初めて目にする「日本国道路原標」には、格別の感動を覚えました! ここにあるのは複製ですが、本物は日本橋の中央、車や人が行き交う橋の真上に埋め込まれています。普段は何気なく通り過ぎてしまう場所ですが、ここが日本の道路網の起点であることを示す重要なモニュメントだと改めて実感します。


麒麟像と獅子像
日本橋の欄干を飾る「麒麟像」と「獅子像」にもぜひ注目してみてください。 翼を持つ麒麟は、徳川家康公の逸話にちなみ、東京の繁栄を象徴しています。一方、力強い獅子は、江戸城を護る家康公にちなんで、東京の守護を表しているのだとか。歴史とアートが融合した美しい装飾に見とれてしまいます。


橋を渡りきると、そこはビルが立ち並ぶオフィス街です。この日は休日の早い時間だったおかげで、丸の内界隈は人通りも少なく、静けさに包まれていました。最近はオフィス街も「人が集まる街」へと変貌を遂げているそうですが、静かな朝の丸の内を歩くのも新鮮な気分です。私たちは東京駅方面(西)へと進みます。

北町奉行所跡
9:00
東京駅の手前、ビルとビルの間にひっそりと「北町奉行所跡」の案内板を見つけました。「遠山の金さん」こと遠山景元が就任していたことでも有名ですが、まさかこのような現代のビルの合間にあったとは驚きですよね。往時の面影は全くありませんが、ここに江戸の行政・司法・警察の中枢があったのだと思うと、歴史の深さを感じます。


北町奉行所は、南町奉行所と一緒に江戸の町人町の行政・司法・警察を担っていた重要なお役所なんだブ!治安維持から火事対策、水道管理まで、江戸の町づくりに欠かせない存在だったんだブよ。
東京駅丸の内駅舎
「東京駅丸の内駅舎」です。駅舎を通り抜けようとしたところで、丸の内北口駅舎の美しいドーム型の天井に見とれてしまいました。約100年前の開業当時の姿に忠実に復元されており、とても荘厳な空間です。

丸の内北口を抜けて、「丸の内駅前広場」から改めて東京駅を眺めます。
2014年から3年の整備期間を経て、2017年にオープンしました。開放的な空間が広がって気持ちが良いです。

広場の先にあるのは、皇居前内堀通りを結ぶ「行幸通り」。東京駅の駅舎と調和し、美しい景観を作り出しています。

皇居
行幸通りをまっすぐ進むと、「皇居」のお濠が見えてきます。その昔、この広大な敷地に江戸城がそびえ立っていたと思うと、感慨深いものがありますね。徳川家康公が天下統一後に居城を構え、日本の政治の中心地となった場所です。
スタート地点からまだ1km程度しか進んでいませんが、目に飛び込んでくる景色が美しすぎて、動画や写真撮影に時間を費やしてしまいました。立ち止まってしまう気持ち、分かっていただけますでしょうか。

皇居の外周路では、多くのランナーが颯爽と走っていました。歴史的な建物群や、季節の風景を楽しみながら走れる「皇居ラン」は、東京ならではの魅力。一度はランナーとして走ってみたい気持ちになります!

馬場先門
「馬場先門」から皇居外苑に入ります。広々とした芝生が広がり、「東京のど真ん中にいる」ということを忘れさせてくれる清々しい空間です。


正門石橋
まっすぐ進むと、手前に二つの美しいアーチを描く「正門石橋」が見えてきます。一般参賀の時にだけ渡ることができる、特別な橋です。

江戸の歴史と現代のビル群が共存する、このコントラストが心に染み入りますね。

桜田門
そして「桜田門」から出て、いよいよ甲州街道の旅路に戻ります。皇居周辺には魅力的なスポットが多すぎて、なかなか足が前に進みません。


国政の中枢と歴史の交差点
9:45
桜田門を背に立つと、左手に「警視庁」、右手奥には「国会議事堂」と、テレビでお馴染みの建物が視界に入ってきます。警視庁が「桜田門」と呼ばれるのも納得の立地です。

国会議事堂
お濠沿いを歩いていくと、永田町「国会議事堂」前へ。修学旅行以来、四半世紀以上ぶりの再会です。建設当時は「白亜の殿堂」と呼ばれていたというだけあって、均整の取れた美しい建築物です。

最高裁判所
さらに、お濠沿いに北上すると「最高裁判所」があります。重厚な石造りの建物は、ドラマで見る以上に厳かな雰囲気を放っています。皇居に面して建っています。

国立劇場
最高裁判所の隣にあるのが「国立劇場」です。東京で開花宣言が出されたばかりでしたが、ここではソメイヨシノ以外にも珍しい桜が鮮やかに花をつけており、長い期間お花見が楽しめそうでした。老朽化による建て替えのため、今年10月で一時閉場し、2029年に新劇場がオープンするとのことです。

ここまで見どころ満載の観光スポットに惹きつけられましたが、ここで皇居ともお別れです。やっと旅路に着いた気分!半蔵門前から、いよいよ新宿通りへと向きを変え、西へ進みます。

江戸の賑わい「内藤新宿」を目指して
ここから麹町に入ります。
道の途中で見つけた「日本橋から5km」のキロポスト。この先、どれだけ遠くに離れていっても、これを見るたびに「日本橋からの旅立ち」を思い出すことになるのでしょう。街道歩きならではの感動です。

ビルの間には、松が植わった「街路庭園」の竣工記念碑がありました。このような緑の空間があると、歩いていてもホッとしますね。

「四ツ谷駅」に到着!歩みは順調です。

鳴門鯛焼本舗(誘惑のスポット)
旅に誘惑はつきものです。道沿いにあった「鳴門鯛焼本舗」で、小倉たい焼きと金時いもたい焼きを一つずつ購入しました。朝に軽く食べただけでしたので、たい焼きでエネルギーをチャージ!パリパリの薄皮と、素材の味がしっかり感じられる餡の組み合わせは、まさに絶品です。熱々を頬張って、再び歩き出す推進力を取り戻すことができました!



パリパリの薄皮と、素材の味がしっかり感じられる餡の組み合わせは、まさに絶品なんだブ!特に出来立ての熱々をその場で食べるのがおすすめブ。シンプルだけど奥深い、日本の伝統的なおやつの魅力をぜひ体験してほしいんだブ!
10:45
四谷四丁目交差点です。「甲州街道」という文字や「道標」に自然と体が反応するようになってきました。横断歩道を渡り、新宿駅方面へ向かいます。

甲州街道最初の宿場町「内藤新宿」へ
斜めの道に入ってすぐ左手に、「玉川上水開削の由来」を記した「水道碑記」と「四谷大木戸跡碑」が現れました。
四谷大木戸跡碑
四谷大木戸は、江戸城下町への出入り口の一つで、ここには関所のような役割があり、通行人や荷物の取り締まりが行われていました。ここを抜ければ、いよいよ甲州街道最初の宿場町「内藤新宿」です。



内藤新宿は、江戸日本橋から数えて最初の宿場なんだブ。信濃高遠藩・内藤家の下屋敷の土地に新設されたことから、「新しく作られた宿」という意味で名付けられたんだって!
新宿御苑 大木戸門
次の交差点で左を向くと、人の動きが多い場所に引き寄せられました。その先には「新宿御苑 大木戸門」が。桜が咲き始め、天気の良い今日、新宿御苑には多くの人が詰めかけているようです。

新宿御苑の歴史は古く、徳川家康の家臣「内藤清成」が拝領した大名屋敷が起源とされています。都会の真ん中にあるオアシスのような庭園ですね。入園したことがないので、次回はぜひ訪れてみたいものです。


混雑を避けてスムーズに入園するなら、【前売り電子チケット】がおすすめです。スマホで簡単に購入でき、そのまま入園口で提示するだけ!観光やお散歩の予定を立てやすくなります。
➡ 新宿御苑 前売り電子チケットはこちら(アソビュー!)
道路標識に「八王子」の文字がありますが、どれだけ歩けば辿り着けるのか感覚が分かりません。今日中に辿り着けるような場所ではないことは確かですね。

JR新宿駅
11:15
新宿御苑に向かう人波と反対に進むと「JR新宿駅」に到着。やっぱり人が多いですね。2016年には1日の平均乗降者数が約347万人とギネス記録にもなった、世界一のターミナル駅です。

新宿駅から離れていくと、空気感がガラッと変わり、今度は西新宿の高層ビル群がそびえ立っています。「日本橋から9km」のキロポストも見つけました。出発から約3時間で9km…時速3kmと、想定よりは遅いペースですが、無理せず、慌てず。

いつもはショッピングや食事で訪れる都心ですが、こうして歩き回って普段は気に留めなかった史跡に触れてみると、馴染みの場所が全く違って見えてくるから不思議です。これが街道歩きの面白さですね!
甲州街道の旅は始まったばかりです。次回は、新宿の喧騒を離れ、いよいよ本格的な宿場町「下高井戸宿」へと向かいますよ。景色がガラッと変わる予感!どんな出会いが待っているのか、ぜひ次の記事も一緒に歩く気分で楽しんでくださいね。
コメント