東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

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東海道
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こんにちは。ぶ〜ちゃんです。

丸子宿の余韻が残る静かな街並みからスタートし、いよいよ山あいの「宇津ノ谷(うつのや)」エリアへ向かいます!

レトロな雰囲気が漂う赤レンガの「明治宇津ノ谷隧道(明治トンネル)」をくぐり抜け、峠を越えて東海道21番目の宿場町「岡部宿」へと足を進めました。江戸の情緒と明治のロマンが交差し、歩くたびに新しい発見がある素晴らしい道のりです。今回も旅人目線でたっぷりとその魅力をお伝えします!

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東海道歩き旅13日目-3

丸子宿で名物のとろろ汁を味わい、お腹も心も満たされた私たちは、山並みが徐々に迫ってくる旧街道を西へと進みます。これまでの賑やかな宿場町の風景から一転して、静寂な山の空気が漂いはじめました。

そして静岡といえば茶畑。全国にある茶畑の約35%が静岡県に集中しているそうです。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

岡部バイパス沿いを歩きます。東側で静清バイパス、西側で藤枝バイパスに直結しており、静岡県内の主要な東西軸の一部を担っています。車通りが激しいです。

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丸子紅茶は「日本の国産紅茶発祥の地」の伝統ブランドのようです。

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長源寺

丸子宿の西端、街道から少し北側に入った静かな山裾に立つのが「長源寺」です。紅茶を広めた多田元吉の墓があります。

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江戸日本橋から四十七里目「宇津ノ谷一里塚」

長源寺を後にしてバイパス沿いをしばらく歩いていると、街道沿いに「宇津ノ谷一里塚跡」が現れるのですが、一里塚はバイパスを挟んだ向こう側、歩道橋のたもとに石碑があったようです。

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日本遺産の街・宇津ノ谷からレトロな明治トンネルへ

道の駅「宇津ノ谷峠(上り)」を過ぎてすぐ、激しい車の行き交うバイパスを外れ、旧道である宇津ノ谷の集落方面へと進みます。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!
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昔ながらの旧街道と近代建築の競演

バイパスを外れた瞬間に周囲の喧騒がふっと消え、山あいにひっそりと身を寄せ合うように建ち並ぶ「宇津ノ谷」の集落が見えてきます。
宇津ノ谷は、宇津ノ谷峠の東の麓に位置し、かつて峠越えを控えた旅人が羽を休めた「間の宿」として栄えた場所です。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!
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宇津ノ谷(日本遺産案内)

集落へ一歩足を踏み入れると、まるで時間が江戸時代でストップしてしまったかのようなノスタルジックな景観が広がっています。ここは現在、「日本遺産」の構成文化財として大切に保護されています。

日本遺産の街並みには、軒を連ねる古い家々があり、その玄関先には江戸時代の「屋号」が記された木札が掛けられています。昔の人々の暮らしぶりが自然と想像できる、趣ある光景です。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

天正18年(1590年)、豊臣秀吉が小田原攻めの際に立ち寄り、手厚いもてなしを受けた返礼として自身の羽織を贈ったことからその名がつきました。のちに徳川家康も訪れ、陣笠を贈ったと伝えられています。

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石段の途中で、ちょこんと歩く小さなサワガニを発見!山からの清らかな水と豊かな自然が、今も大切に守られていることを実感します。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

山からのひんやりとした風が吹き抜け、家々の木目の温もりが心を和ませてくれます。「本当に江戸時代に迷い込んだみたいだね」と、妻も目を輝かせて周囲を眺めていました。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

明治宇津ノ谷隧道

宇津ノ谷の集落を抜け、青々と茂る木々に囲まれた坂道を上っていくと、突如として赤レンガ造りの神秘的な坑門が現れます。これが通称・明治トンネルこと「明治宇津ノ谷隧道(めいじうつのやずいどう)」です。

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ブーちゃん
ブーちゃん

明治宇津ノ谷隧道は、明治9年にできた日本初の有料トンネルなんだブ!火事のあとにカッコいいレンガ造りに生まれ変わって、平成9年には現役のトンネルとして全国で初めて国の登録有形文化財になったんだブ。中にはオレンジ色のあかりが優しく灯っていて、レトロで幻想的な歴史とロマンがギュッと詰まった素敵な場所だブ!

旧街道を歩いていると、甲州街道の「笹子隧道」の重厚な佇まいを思い出します。

普段は暗い場所を怖がるぶー妻ですが、オレンジ色に照らされたノスタルジックな雰囲気に魅了されたのか、「映画のセットみたい!」とすっかりテンションが上がっていました。

宇津ノ谷峠を越えて岡部宿へ!歴史が息づく宿場町散策

明治トンネルを抜けると下り坂に入り、静岡市から藤枝市(旧岡部町)へと足を進めます。
最近はニュースで熊の出没情報が増えていることもあり、山あいの峠道を歩くときは少し身構えてしまいますが、峠道は街道歩きの醍醐味です。

髭題目碑

下り道の傍らに、どっしりと立ち並ぶ石碑があります。「髭題目碑」です。

石碑に刻まれた「南無妙法蓮華経」の文字の端が、ひげのように筆先を跳ねて伸びて書かれている書体(髭題目)からその名がついています。天保6年(1835年)に再興されたとされ、側面には危険な宇津ノ谷峠を行き交う旅人や「人馬の道中安全」を祈願する文字が刻まれています。

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その後しばらく、バイパスに沿った静かな道を歩いていきます。

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江戸日本橋から四十八里目「岡部一里塚」

岡部宿の市街地に向かって進むと「岡部宿案内板」が見えてきます。この周辺が「岡部一里塚」の跡地とされています。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

岡部宿江戸見附跡(桝形跡)

一里塚からさらに進むと、道路脇に桝形跡の石碑が現れます。ここが岡部宿の東側の入口にあたる「岡部宿江戸見附跡」です。
ここを越えると、いよいよ岡部宿の中心部へと入っていきます。

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笠懸の松

しばらく進むと、平安時代末期の歌人・西行法師とその弟子・西住法師にまつわる悲話が伝わる「笠懸の松」に差し掛かります。

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西住の辞世の句:「西へ行く 雨夜の月や あみだ笠 影を岡部の 松に残して」
西行の弔歌:「もろともに 眺め眺めて 秋の月 ひとりにならん ことぞ悲しき」

ブーちゃん
ブーちゃん

西行と弟子の西住が東国の旅の途中で離別し、西住が岡部宿で病に倒れて亡くなった悲しくも美しい物語だブ。

修行の途中で西住がトラブルから西行と別れて一人で旅を続け、岡部宿で力尽きてしまったんだブ。亡くなる間際に編み笠へ残した切ない辞世の句を、あとからやってきた西行が目にして、大粒の涙を流しながらお弟子さんを想う弔歌を詠んだんだブ。歴史のロマンと深い絆を感じる、ちょっぴり切なくて心に染みるお話だブ!

東海道21番目の宿場町「岡部宿」 宿場町の面影をたどる

岡部宿は朝比奈川沿いに広がる宿場町で、参勤交代の大名や旅人で賑わいました。その中心部には、今も圧倒的な存在感を放つ江戸時代の建築物が遺されています。

岡部宿大旅籠柏屋

岡部宿のハイライトであり、絶対に見逃せないスポットが「岡部宿大旅籠柏屋」です。
天保6年(1835年)に焼失後、天保7年に再建された主屋が今も残っています。東海道筋でも現存する旅籠は非常に珍しく、国の登録有形文化財に指定されています。
……が、なんと私たちが訪れたこの日は、不運にも「休館日」!

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ブーちゃん
ブーちゃん

大旅籠柏屋は、武士や裕福な人たちが泊まった格式高い高級旅館なんだブ!今では歴史資料館になっていて、あんどんの灯るお部屋やリアルなジオラマを通じて、江戸時代の旅の暮らしをそのまま体験できるんだブ。当時の旅気分をたっぷり味わえる、とってもワクワクする素敵な場所だブ!

「こんな立派な宿に泊まれたら、長旅の疲れも一気に吹き飛んじゃうね!私ならここで3日間はお布団から出ないよ」とぶー妻。旅籠でのんびり過ごしたい気持ちは痛いほど分かります。

岡部宿内野本陣跡

こちらも残念ながら休館日。隙間からそっとのぞかせていただくと、非常に広大で美しい庭園と敷地が広がっていました。大名や幕府要人が体を休めた本陣の威厳が、今もひしひしと伝わってきます。

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岡部宿問屋場跡 高札場跡

現代の交通量の多い大通りから1本脇へ逸れた細い道こそが、本当の旧街道筋です。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

道沿いには、人馬の継立を行った「問屋場跡」や、幕府の法令を掲示した「高札場跡」の案内板がひっそりと立ち並び、宿場町として機能していた当時の日常を教えてくれます。

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岡部宿上方見附跡

しばらく歩いて、大通りに再び合流する手前に灯籠が立っています。ここが岡部宿上方見附跡になるようです。
道を挟んだところには桝形の案内もありました。

東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!
東海道歩き旅【13日目③】明治トンネルの幻想美と岡部宿・大旅籠柏屋を巡る歴史散歩!

静寂な長源寺から幻想的な明治トンネル、そして岡部宿の歴史が息づく大旅籠柏屋まで、江戸から明治への時代の変化と、昔の旅人たちの息遣いを肌で感じる素晴らしい時間となりました。

次回はいよいよ、風情ある松並木を抜けて「藤枝宿」を目指します!旧街道ならではの新たな出会いと発見が待つ旅の続きを、ぜひ楽しみに待っていてくださいね!

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