甲州街道歩き旅!9日目③「台ケ原宿」

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甲州街道
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こんにちは。ぶ~ちゃんです。

甲州街道歩き旅9日目の3回目です。
今回は9日目の到達目標地点の「台ケ原宿」に入ります。

台ヶ原宿」には風情ある街並みに古い民家や蔵が立ち並ぶ魅力的な宿場町です。現在も当時の面影を残す建物が多く、地元の銘酒「七賢」を造る山梨銘醸や、老舗和菓子屋「台ヶ原金精軒」が現存しています。台ヶ原宿は1986年に「日本の道100選」に選ばれ、その歴史と風情が評価されています。
毎年10月中旬には「台ヶ原宿市」が開催され、地元の特産品や工芸品が所狭しと並び、多くの人々で賑わいます。

『七賢』直営の「レストラン臺眠」で味わう発酵料理は、歩き疲れを癒しつつ健康にも嬉しい逸品。歴史とグルメ、自然が織りなす甲州街道の魅力を詳しくお伝えします。

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甲州街道の旅 9日目-3

台ケ原宿への道中

14:00
尾白川に架かる橋を渡ると、目の前に「甲州街道 古道入口 はらぢみち」と刻まれた道標が現れました。その裏手に続く草道が、古道への入口です。

少し進むと「横山の道標」の案内板が。
馬頭観世音の側面には「右かうふみち」「左はらぢ通」と記され、「はらぢ」は「原路」と書くそうです。古の旅人も、ここで進む道を確かめたのでしょうね。

無銘の巨塔

さらに進むと「無銘の巨塔」と書かれた標柱が見えてきます。
階段は山頂まで続き、韮崎から歩いてきた足には少々きつい登りでしたが、妻と一緒に何とか登り切りました。

古道入口からすでに見えていた巨大な石塔。刻まれるはずだった「南無阿弥陀仏」の文字はなく、そのままの姿で佇んでいます。何も刻まれていないからこそ、見る人の想像をかき立てられる、まるで石のアートのようです。

ブーちゃん
ブーちゃん

無銘の巨塔
日蓮聖人の六百遠忌に向けて、なんと巨大な塔を作る計画があって「南無妙法蓮華経」という題目が刻まれる予定だったんだブ。尾白川対岸の中山から安山岩を石切り・研磨して十数年もの歳月をかけてここに運んだんだブ。でもね、資金難で釜無川が渡れず、この場所には石塔だけが残されちゃったんだブ。


尾白川沿いの「はらぢみち」は、夏場には草が生い茂り、歩くのに苦労することもあるそうです。
それでも、時折開ける景色は爽快で、大自然を間近に感じられるのが古道歩きの醍醐味です。

日本橋から40番目の宿場町「台ケ原宿」

14:15
「はらぢみち」を歩き、国道20号を渡ると、ついに台ケ原宿に到着です。

歴史を感じる、静かな街並みが続きます。

歩き旅グルメ「レストラン臺眠」

台ケ原宿をゆっくりと見学するのは後回しにして、先ずは昼食を摂る予定をしていたレストランに向かいます。

14:30
到着したのは「レストラン臺眠」。古民家風の建物が目を引きます。
老舗酒造『七賢』が営む直営レストランで、白州の自然を生かした旬の料理が人気のお店です。

急いでいたのは、お腹がすいていたこともありますが、お昼の営業時間は11:30~15:00です。
何とか間に合いました。そろそろお昼の営業が終わる時間でしたが、店内にはお客さんが多く残っていました。とても人気です。

ブーちゃん
ブーちゃん

レストラン臺眠
老舗の酒造『七賢』が営む『レストラン臺眠(だいみん)』なんだブ。古民家風の一軒家の2階にあるんだブ。そしてな、酒蔵直営のレストランで、白州の自然のめぐみを生かした旬のメニューが用意されているんだブ。蔵元ならではの食事ってのが、なんとも魅力的で人気が集まっているんだブ。

店内も落ち着いた雰囲気の古民家風の造りになっていて、とても居心地が良かったです。

遅めのお昼ということもあり、晩御飯のことを考えてボリューム控えめの定食を頼みました。注文したのは「鮭の麹づけ定食」と「麦とろ定食」です。

「鮭の麹づけ定食」は、鮭の糀づけをメインに、麦ごはん、厚焼き卵、おから、旬野菜、田舎汁、漬物、そして酒粕の寒天寄せが付いています。湯気が立ち上る料理からは食欲をそそる香りが漂い、特に鮭は糀の香りと程よい塩味が麦ごはんと絶妙にマッチしていました。空腹の中、ようやくありつけた食事は格別で、箸が止まらないほどのおいしさでした。

このメニューは、どの料理にも酒造りで培った「発酵の技」が駆使されており、食材の魅力を最大限に引き出しています。こだわりの料理だけに、その美味しさは確かです。体にも優しい料理で、食欲を刺激しながらも健康に気を配った一品でしたよ。

台ケ原本陣跡

15:15
お腹も満たされ、いよいよ宿場町を歩きます。台ケ原宿は「日本の道百選」に選ばれた美しい町並み。入口付近には「台ケ原本陣跡」と「常夜灯」が並び、往時の宿場の賑わいを感じさせます。

ブーちゃん
ブーちゃん

台ケ原宿
本陣、脇本陣、14軒もの旅籠がずらりと並ぶんだブ。宿場町として大賑わいしていたんだブ。
今でも昔ながらの古い民家や蔵があって、情緒ある酒蔵や和菓子屋もあるんだブ。
この場所が『日本の道百選』にも選ばれているんだブ。

日本の道100選碑

本陣跡のすぐのところに「日本の道100選」碑があります。
既にノスタルジックな雰囲気はひしひしと感じています。
その裏手に「郷倉跡」と「高札場跡」の案内板が立っています。

山梨銘醸 七賢

その隣にあるのが、台ケ原の中でも特に目を引く建物「山梨銘醸 七賢」です。
老舗酒造。圧倒的な雰囲気と存在感です。

ブーちゃん
ブーちゃん

七賢

江戸寛延3年、1750年にできた歴史ある蔵元なんだブ!白州の水がすごく良かったから、それに感動してお酒を作り始めたんだブ。
甲斐駒ケ岳の伏流水で仕込んだお酒は、信州高遠城主・内藤駿河守から「竹林の七賢人」の欄間にちなんで「七賢」と名付けられたんだブ。「竹林の七賢人」ってのは、三国時代に世の中のおかしさに嘆いた7人の賢者が竹林で酒を飲み交わし、琴を弾き、浮世を離れて深い話をしたっていう故事なんだブ。

外観だけでなく、店内にも歴史を感じる空間が広がっており、七賢のお酒の販売はもちろん、カフェが併設されていたりと蔵を存分に楽しめる内装になっていました。
事前に予約をしておけば「行在所・伝奏蔵」や「醸造蔵見学」もできるようです。より深く七賢の歴史に触れることができるんですね。

先ほど食事をした「レストラン臺眠」も七賢直営のお店です。

御宿場印「台ケ原宿」を手に入れた!

七賢のショップで御宿場印「台ケ原宿」を入手しました。
この界隈では「金精軒」でも購入することが可能です。
街道沿いで購入できるのはうれしいですね。

場所  :七賢
営業時間:午前9時~午後5時
休業日 :年始

場所  :金精軒
営業時間:午前9時~午後5時
休業日 :木曜・元旦

9日目3回目の旅、古道や尾白川沿いの景観を楽しみながら台ケ原宿に到着し、歴史ある町並みや老舗酒蔵「七賢」、和菓子屋「台ヶ原金精軒」を散策しました。七賢直営レストラン「臺眠」で発酵料理を堪能し、御宿場印を手に入れるなど歩き旅ならではの体験も満喫。自然と歴史、地域の文化・食を同時に楽しめる甲州街道の魅力を再確認できました。

散策の続きはまた次回に報告します。お楽しみに。

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