東海道歩き旅!7日目③「箱根越え」

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こんにちは、ぶ~ちゃんです!

七曲りの急坂を越えた先に待つのは、箱根越えで最も情緒あふれる道。江戸時代から続く甘酒茶屋の香ばしい匂いや、悲しい歴史を伝える於玉坂、そしてついに姿を現す芦ノ湖の青。一歩踏み出すごとに歴史の深さを感じる、心揺さぶられる旅の記録です。ふくらはぎの疲れも吹き飛ぶような、感動のハイライトを一緒に歩いていきましょう。

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東海道歩き旅 7日目-2

箱根宿までの道中

七曲りを突破しても、箱根の神様はまだ少しだけ試練を用意しています。でも、ここを乗り越えた人だけが味わえる「ご褒美」がすぐそこまで来ています。

橿木坂

箱根八里の中でも「道中一番の難所」と恐れられた場所の一つです。
この坂があまりに急で苦しかったため、当時の旅人の間で以下のような歌が詠まれました。

「橿の木の 坂をこゆれば くるしくて どんぐりほどの 涙こぼるる」

私の隣を歩く妻も、もはや涙を流すことすら忘れるくらい疲弊しています。でも、この「どんぐりほどの涙」という表現、当時の人の苦労が手に取るように分かって、なんだか少しだけ親近感が湧いてきますね。

元箱根まで3km…山道の3kmは途方もなく長く感じます。
右手の見晴橋方向の階段を登っていくと「見晴茶屋 兎月」があります。
カウンター席や窓際からは、眼下に広がる七曲りの道と、遠くに相模湾や小田原市街を見渡すことができるそうです。
この区間を歩く際は、ランチスポットとして計画に組み込むのも良いかもしれませんね。

猿滑坂

次に現れたのは、ユニークでちょっと恐ろしい名前の「猿滑坂」。木登りの名人である猿でさえ滑り落ちてしまうほどの急坂、というのがその由来です。 歴史ある石畳は美しく苔むしていますが、その分、足元は見た目以上に滑りやすくなっています。「私は猿じゃないから大丈夫!」なんて油断は禁物。足裏全体でしっかりと歴史の重みを感じながら、一歩ずつ慎重に進みましょう。

追込坂 親鸞聖人と笈ノ平

畑宿から続いてきた難所巡りのラストスパート、それが「追込坂」です。名前の通り、休憩スポットである甘酒茶屋を目指して最後の力を振り絞る場所。道は土が露出し、木の根が這う「登山道」のような趣に変わります。
距離自体はそれほど長くありませんし、ここまで続いてきた急勾配ほどではありませんが、土の地面や木の根が露出した「登山道」に近い自然な道が続きます。

この坂の近くには「親鸞聖人笈ノ平(おいのだいら)」の碑が立っています。親鸞聖人が京都へ帰る際、弟子・性信に関東布教を託し、涙ながらに別れを告げた伝説の地。師弟の絆を感じる静かな空間です。

箱根旧街道休憩所

甘酒茶屋のすぐ手前、綺麗に整備された無料の休憩所があります。 ここでは江戸時代の旅道具の展示を見学できるほか、フリースペースとして誰でも利用可能です。旧東海道にまつわる資料も充実しており、当時の旅のスタイルを深く知ることができます。甘酒茶屋の余韻を楽しむ前に、まずはここで歴史の予習をするのもおすすめです。

甘酒茶屋

そしてついに到着しました!江戸時代から変わらぬ場所で、400年以上も旅人を癒やし続けてきた「甘酒茶屋」。 茅葺き屋根の風情ある建物に、一歩足を踏み入れれば、囲炉裏の煙の香ばしい匂いが漂います。まるでタイムスリップしたかのような空間です。

おすすめメニュー

  • 甘酒:砂糖を使わず、麹の発酵だけで引き出した優しい甘さが、疲れた体に染み渡ります。
  • 力餅(ちからもち):備長炭でふっくらと焼かれたお餅。香ばしい「いそべ」と、優しい甘さの「うぐいす(きなこ)」でエネルギーチャージ完了です!

お腹を満たした後は、茶屋の裏手から続く旧街道へ。ここからは少し意外な「オフロード」の景色が広がります。

於玉坂(おたまざか)

再出発してすぐに出会うのが「於玉坂」の碑です。ここには、胸が締め付けられるような悲しい物語が残されています。

ブーちゃん
ブーちゃん

「お玉ちゃん」という女の子が、江戸の奉公先から故郷へ逃げ帰ろうとしたんだブ。でも、関所を通る手形を持っていなかったから、柵を乗り越えて山を抜けようとしたところを捕まって、処刑されてしまったんだブ…。その悲しい出来事を忘れないために、この坂は「於玉坂」と呼ばれるようになったんだブ。きれいな名前だけど、歴史の厳しさを感じる場所だブ。

於玉坂を登りきると、交通量のある車道に出ます。ここには信号機がないため、横断して「白水坂」方面へ進む際は、走行車両に十分な注意が必要です。

白水坂

石畳を少し上ったところに「白水坂」の碑がありあります。 名前の響きは美しいですが、ここも石畳の急な坂道です。雨が降ると白い水飛沫をあげて水が流れる様子から名付けられたとも言われています。芦ノ湖に向けて少しずつ下り基調に変わる場所もあり、足の運びが軽くなってくるのを感じるはずです。

天ヶ石坂

天ヶ石坂は、「神の石釜の蓋が天から落ちてきた」という伝説の巨石が鎮座する、神秘的な石畳の坂道です。

箱根馬子唄(まごうた)の碑

箱根馬子唄の碑は、箱根八里の難所を越える馬子たちが口ずさんだ労働歌を記念する石碑です。馬子(荷物を運ぶ馬を引く人)たちが、険しい山道を紛らわせるために歌った労働歌。かつてこの道を行き交った人々の歌声が、木々のざわめきと共に聞こえてくるようです。

お玉観音堂

お玉ヶ池を見下ろす高台にひっそりと佇んでいます。非業の死を遂げたお玉の霊と、箱根山中で行き倒れた旅人たちを供養するために建てられました。

観音堂前からは二子山をきれいに見渡すことができました。

権現坂

いよいよ箱根越え最後の難所、「権現坂」です。 「権現」とは箱根神社のこと。この坂を下れば、神の領域である芦ノ湖畔・元箱根へと繋がります。長い登り坂との戦いは終わり、ここからは芦ノ湖へ向かって下っていくビクトリーロードです!

ケンペル&バーニー記念碑

この美しい景色を愛したのは、日本人だけではありません。 江戸時代に日本を訪れたドイツ人医師・ケンペルと、明治時代のイギリス人自然学者・バーニー。箱根の自然と美しさを世界に紹介した二人の功績を称える碑が、ひっそりと佇んでいます。国境を超えて愛される箱根の魅力を再確認できるスポットです。

第一鳥居

ついに!ゴールの瞬間です! 大きな朱色の「第一鳥居」が、私たちを迎えてくれます。この鳥居をくぐれば、そこはもう元箱根。目の前には広大な芦ノ湖が広がり、遊覧船が行き交う平和な景色が待っています。 小田原から続いた長い長い箱根の山登り、ここにて完遂です!

賽の河原(さいのかわら)

芦ノ湖畔に近づくと、少し空気が変わります。 「賽の河原」と呼ばれるこの場所には、無数の地蔵尊が並んでいます。ここは現世と来世の境界とされる霊場。旅の無事を感謝し、静かに手を合わせましょう。木漏れ日の中に佇むお地蔵様たちの姿は、どこか神秘的です。

箱根峠を越え、ついに芦ノ湖畔の「第一鳥居」に到達しました。甘酒茶屋での温かい一杯、権現坂から見下ろした湖の輝きは、歩き旅でしか味わえない宝物です。次回は、この旅の大きな節目となる「箱根関所」を通過し、いよいよ静岡県(三島方面)への下り坂へと足を進めます。あなたもこの歴史の道を歩いて、自分だけの「ゴール」を見つけてみませんか?次回の更新もお楽しみに!

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