甲州街道歩き旅【3日目①】駒木野宿〜小仏関所跡|高尾梅郷を抜け、いざ峠越えの入口へ

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甲州街道
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こんにちは。ぶ~ちゃんです。

こんにちは。ぶ~ちゃんです。

いよいよ甲州街道歩き旅、3日目のスタートです! 今日は「高尾駅」を出発し、かつての旅人も難所と恐れた小仏峠を越えて、神奈川県の相模湖駅を目指す約12kmの道のりです。

前回までの賑やかな市街地とは打って変わり、ここからは「山道」へと景色が一変します。江戸幕府にとって重要な防衛拠点だった関所跡や、美しい梅の里、そして戦争の歴史を静かに伝える史跡など、歩くスピードだからこそ見えてくる物語がたくさん詰まっています。

まずは小仏峠の登り口を目指して歩き出しましょう!

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甲州街道の旅 3日目-1

駒木野宿への道中

本日の旅の起点となるJR高尾駅に降り立ちました。 ホームに降りるとまず目に飛び込んでくるのが、巨大な天狗の石像(3・4番線ホーム)。「高尾山=天狗の住む山」という伝説にちなんで1978年に設置されたものですが、今も綺麗に手入れされていて迫力満点です。

そして、ぜひ見ていただきたいのがホームの屋根の支柱です。ここには米軍機による機銃掃射の弾痕が生々しく残っています。鉄骨を貫通するほどの威力…。駅を出る前から、この地が刻んできた歴史の重みを肌で感じます。その他、支柱に「国内最古のレール」が使用されている等、駅を出る前から歴史盛りだくさんですね。

関東の駅百選「高尾駅」

北口の駅舎も見逃せません。この社寺風の重厚な建物は、大正天皇の葬儀の際に新宿御苑に造られた「大葬用仮停車場」の資材を移築したものと言われています。「関東の駅百選」にも選ばれている、文化財級の名建築なんですよ。

北口を出てすぐの交差点を高尾山(西)方向へ進みます。 ふと振り返ると、昨日まで歩いてきた長い長いイチョウ並木が見えました

日本橋から51km地点。車通りがかなり少なくなってきました。
まっすぐ進んで南浅川を渡り、中央線高架下をくぐります。

西浅川交差点を「小仏峠」方面へ。500mほど進むと、路傍に佇む地蔵菩薩と「駒木野橋之碑」が私たちを迎えてくれました。

国史跡「小仏関跡」

9:45
駒木野橋之碑の向かい側に、非常に重要な史跡が現れます。国史跡「小仏関跡」です。 ここは江戸時代、甲州街道の要所として設けられた関所跡。箱根や碓氷と並び、特に警備が厳重だった場所として知られています。

江戸日本橋から12番目の宿場町「駒木野宿」

関所の跡地内には「先賢彰徳碑」があり、裏面には歌人・与謝鉄幹がこの地を訪れた際に詠んだ歌が刻まれています。

ブーちゃん
ブーちゃん

江戸時代、ここには「小仏関所」があったんだブ。もともとは戦国時代、もっと山奥の小仏峠にあって「富士見関」って呼ばれてたんだけど、徳川幕府が甲州街道を整備するときに、今の場所に移したんだブ。 「入り鉄砲に出女」を厳しく取り締まって、江戸を守るための超重要なセキュリティゲートだったんだブ!


関所跡を過ぎると、遠くに圏央道の巨大なジャンクションが見えてきます。 静かな街道の上を、現代の物流を支える高速道路が走る光景。過去と現在が同居する不思議な感覚です。高尾駅からのハイキング客もまだ少なく、とても静かです。

この辺りは「梅郷」として有名です。

並走しているのは中央自動車道です。普段は車で一気に移動しますが、連休中の渋滞を考えると、徒歩で峠を越えた方が早いかもしれませんね。
自分のペースで進む楽しさもあり、渋滞のストレスから解放されるかもしれませんよ

街道の左側には、清らかな小仏川が流れています。

地蔵尊や庚申塔が並ぶ道を進むと、川沿いに「蛇滝茶屋」が見えてきました。かつては高尾山の「蛇滝」で修行する人々が宿泊した場所だそうです。

10:00
茶屋の向かい側には「いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑」の案内碑があります。坂を登り、途中の分岐を右に進んで道なりに進むと、慰霊碑があります。

ブーちゃん
ブーちゃん

第二次世界大戦末期の1945年8月5日、ここにある「いのはなトンネル」に差し掛かった列車が米軍機の機銃掃射を受けたんだブ。52名以上の方が亡くなり、133名が負傷したという、本当に悲しい事件があった場所なんだブ。高尾駅の弾痕と同じく、忘れてはいけない歴史だブ。


慰霊碑に手を合わせ、再び歩き出します。 頭上には圏央道の壮大な構造物。あの高さ、下から見上げると足がすくむほどの迫力です。普段車で走っているときは気づかない視点ですね。

高尾梅の郷まちの広場

圏央道の陸橋の真下あたりには、「高尾梅の郷まちの広場」が広がっています。 このエリアは旧甲州街道沿いに約10,000本もの梅が植えられている「高尾梅郷」の中心地。2月から3月にかけては紅白の梅が咲き誇り、多くの人で賑わいます。

緩やかな坂道を1kmほど進むと、左手に「浅川国際マス釣場」が見えてきました。山あいの自然の中で釣り糸を垂れる人々の姿。のどかですねぇ。ここならリラックスして釣りが楽しめそうです。

カーブを曲がった先にある道標です。「右 小仏峠 景信山」「左 日影沢 高尾山」と示されています。
左に進むと日影沢キャンプ場を通り、その先の小仏城山へと続く登山道になります。
左に行くとキャンプ場を経て高尾山頂へ向かいますが、我らが甲州街道は右へ!

央線の赤レンガ造りのガードをくぐります。明治・大正期の鉄道遺構のような趣があり、タイムスリップしたような気分になります。

小仏宿

ガードをくぐると、そこは「小仏宿」。駒木野宿と小原宿の間にある「間の宿(あいのしゅく)」として、かつては峠越え前の休憩ポイントとして機能していました。ここからはしばらく、中央線の線路と沢と並走しながら進みます。


11:00
赤レンガのガードから約1kmで「小仏バス停」に到着です。 ここが高尾駅からの路線バスの終点。 ここには公衆トイレがあります。この先、小仏峠を越えるまでしばらくトイレはありません。立ち寄っておくと安心です。

宝珠寺

小仏バス停から小仏峠に向かって約5分ほど歩くと、左手に「宝珠寺」が現れます。
「小仏」の由来となったお寺 この地域の「小仏(こぼとけ)」という地名は、かつてこのお寺にあった「小さな仏像」に由来すると伝えられています。

宝珠寺を過ぎると、徐々に道が斜度を増してきました。アスファルトの道ですが、確実に「山」に入っていく感覚があります。 途中、景信山への登山口(右手の階段)を横目に、甲州街道は左手の道を進みます。

小仏峠入口

11:30
ついに小仏峠の入口(駐車場)に到着! 車が入れるのはここまで。ここから先は、自分の足だけが頼りの山道となります。

そしてついに、小仏峠の入口に到着しました。この旅で初めての峠越えが始まります。

高尾駅からここまで、歴史遺産に触れ、梅の里を抜け、川のせせらぎを聞きながらの約2時間のウォーキング。緩やかな登り坂でしたが、ここからがいよいよ本番、旅で初めての「峠越え」です。

次回、いよいよ小仏峠に挑みます!江戸の旅人も息を切らして登った古道、どんな景色が待っているのでしょうか。お楽しみに!

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