こんにちは。ぶ~ちゃんです。
徳川家康が大御所として過ごした城下町・静岡。
今回は、家康公ゆかりの名所である「駿府城跡」と「静岡浅間神社」を徒歩で巡るおすすめの歴史散策コースをご紹介します。
日本最大級の天守台発掘現場の迫力や、「東海の日光」と称される豪華絢爛な神社建築、城下町の風情が残る参道歩きなど、見どころが満載です。
夫婦でのんびり歩く日帰り散策の参考にしてみてください。
駿府城跡(駿府城公園):家康公が築いた天下の名城と発掘現場
静岡駅から歩いて15分ほどで、広大な水堀に囲まれた「駿府城公園」に到着します。 駿府城は、家康公が将軍の職を息子に譲ったあと、「大御所」として日本全国に指示を出していた大変重要なお城です。
公園内は緑が豊かで、地元の方々のお散歩コースにもなっていますが、歴史好きにはたまらない見どころがたくさん詰まっています。


駿府城跡の主な見どころ
徳川家康が幼少期、大御所時代を過ごした駿府城。現在は駿府城公園として整備されており、歴史の深さを実感できるスポットが点在しています。

日本最大級!圧巻の「天守台発掘調査現場」
特に感動したのが「天守台の発掘現場」です! 現在も発掘作業が行われており、かつての駿府城の天守台は、なんと江戸城(現在の皇居)や名古屋城を超える日本最大級の大きさ(約61メートル×約68メートル)があったことが分かっています。
展示施設リニューアルオープンに向け、現場内へ立ち入ることができませんでした。


復元された東御門と巽櫓・坤櫓の歴史的魅力
東御門です。江戸時代初期に二ノ丸東側の重臣用出入口として設置された、桝形構造を持つ高い防衛機能を併せ持った要塞門です。

「巽櫓」と「坤櫓」は、江戸時代の二ノ丸南東および南西の防衛要衝に建てられていた隅櫓であり、明治期までに一度失われたものの、精密な発掘調査と古絵図を基にそれぞれ1989年と2014年に日本伝統の木造工法で復元されました。
二ノ丸の東南(巽)角に位置し、東御門に隣接して城の南東側の防衛を固めていた二重三階の隅櫓です。

二ノ丸の西南(坤)角に位置し、西側および南側からの侵入を監視・防衛していた二重三階の隅櫓です。

家康公の銅像
晩年の家康公が鷹狩りの装いで佇んでおり、凛とした雰囲気があります。

そのすぐ傍らに立つ「手植えのミカン」は紀州から献上された紀州蜜柑として静岡県指定天然記念物に登録されています。


この下から出てきた古い石垣や金箔瓦は、「豊臣秀吉の命令で作られたもの」なのか、「若き日の家康自身が作らせたもの」なのか、実は専門家の間でもまだ完全には分かっていないんだブ! 歴史の謎が足元にそのまま眠っているなんて、すごくワクワクするブね!
城下町の面影を残す「浅間通り商店街」をのんびり歩く
駿府城公園の北西側から外へ出ると、静岡浅間神社へとまっすぐ続く「浅間通り商店街」があります。この道は、江戸時代からお参りに向かう人々で賑わっていた歴史ある参道です。
朝早くに訪れたため、お店は閉まっていて、あたりは閑散とした雰囲気でした。老舗の和菓子店や静岡おでんのお店、おせんべい屋さんなどが立ち並びます。昔ながらの城下町の面影を残すレトロな参道です。


静岡浅間神社:「東海の日光」と称される豪壮華麗な古社
浅間通り商店街を抜けると、駿河国一宮として古くから信仰を集める「静岡浅間神社」に到着します。大きな朱塗りの鳥居がありますが、そこからは入らず、外周を進んで東側にある「静岡浅間神社総門」から入ります。


約2100年の歴史があるこの古い神社は、徳川家康公が14歳のときに「元服(大人の仲間入り)」をした、人生の大切な節目となる場所なんだブ!
人質として過ごしていた大変な時期だけど、家康公はこの神社を生涯ずっと大切にお参りしていたんだブ。歴史のロマンがぎっしり詰まった、とってもありがたいステキな場所だブ!
静岡浅間神社の見どころポイント
神社の見どころをいくつかご紹介します。
静岡浅間神社は、神部神社・浅間神社・大しずはた手神社の3社をはじめとする7つの神社の総称です。
「七社参拝(七社参り)」は、境内に点在する七つの神社を巡拝することで、すべての願いが叶うとされる歴史ある参拝法です。
家康公は元服の儀をこの神社で行い、江戸幕府を開いた後も手厚い保護を行いました。現在残る豪華な社殿も徳川幕府の造営によるもので、家康公の信仰の深さを物語っています。
楼門

舞殿

大拝殿
静岡浅間神社の「大拝殿」は、文化11年(1814年)に約10万両の巨費を投じて完成した神部神社・浅間神社両社の拝殿であり、高さ約25メートルを誇る日本屈指の二階建て楼閣建築(浅間造)です。
極彩色漆塗りの華麗な装飾や狩野栄信・寛信筆による天井絵(墨絵龍・天女図)を備え、1971年に国の重要文化財に指定されました。
現在は約20年計画の「平成・令和の大改修」中で幕が下がっており、優美な姿を見ることができあMせんでした。

浅間神社・神部神社
静岡浅間神社を構成する二大中心社であり、同一の社殿群(共通の大拝殿・楼門・回廊など)を共有して合祀・祀られている全国的にも特徴的な神社です。
拝殿の向かって右側が神部神社、左側が浅間神社。
改修中でなければ、大拝殿の奥に神戸神社、浅間神社の本殿があります。


少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
静岡浅間神社の境内社である「少彦名神社」は、江戸時代の「神宮寺薬師社(薬師堂)」を前身とし、明治の神仏分離を経て誕生した静岡県内唯一の「医薬の神」を祀る古社です。
1850年に建立された本殿は国の重要文化財に指定されています。

玉鉾神社(たまほこじんじゃ)
玉鉾神社(たまほこじんじゃ)は、静岡浅間神社の境内に鎮座する境内社であり、江戸時代の国学を確立した「国学の四大人(荷田春満・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤)」を御祭神として祀る全国的にも貴重な神社です。
明治初期(1879年)に国学者らの熱意によって創建され、1980年には社殿が国の重要文化財に指定されました。華やかな極彩色漆塗りの社殿が多い静岡浅間神社のなかで、白木造りの伝統的な建築様式を保っており、学問の向上や受験合格を願う参拝客が集まる「知恵と学問の守護神」として、現在も地域や学術関係者から深く崇敬されています。

八千戈神社(やちほこじんじゃ)
八千戈神社は、徳川家康公ゆかりの「摩利支天社」を前身とし、明治の神仏分離を経て誕生した静岡浅間神社の重要境内社です。
1838年に竣工した本殿および中門・透塀は国の重要文化財に指定されており、総漆塗りと極彩色の装飾、そして名工・立川流の手による「二十四孝」の彫刻群は近世建築美術の最高峰と称されています。

麓山神社(はやまじんじゃ)
静岡浅間神社の境内背後に位置する賤機山の山腹に鎮座し、浅間神社主祭神の父神にあたる大山祇命を祀る重要境内社(奥の院)です。
1878年(明治11年)に旧地から現在地へ奉遷されて建てられた社殿は国の重要文化財に指定されており、山神を祀るにふさわしい素木の重厚な建築美を誇ります。平地境内から「百段の階段」を上った高台に位置することから、市内を一望する眺望スポットとしての魅力と、七社参りにおけるもっとも厳かな祈念所としての役割を兼ね備え、現在も多くの参拝者や地元住民に親しまれています。

大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)
応神天皇の時代の創建と伝わり、古代「安倍の市」の守護神として生まれた静岡浅間神社主要三社の一社です。
農耕・商業・産業の母神である大歳御祖命を祀り、古くより商売繁盛や地域開拓の守護神として篤く信仰されてきました。1838年に竣工した素木造りの重厚な本殿は国の重要文化財に指定されています。

大クス(御神木)
神池の南北にはそれぞれ御神木の大クスがあります。
推定樹齢700年を超える歴史的巨樹であり、徳川家康公ゆかりの境内で長年にわたり人々の祈りを受け止めてきた神聖な存在です。


社務所
ご祈祷の受付や七社の御朱印・お守りは八千戈神社前にある社務所でいただけます。

二葉葵を見つけました。こんなにじっくり見るのは初めてです。


まとめ:徳川家康の歴史に触れる静岡城下町歩きへ出かけよう
駿府城跡と静岡浅間神社を巡る旅は、徳川家康公が歩んだ人生の軌跡をたどりながら、江戸時代の技術や美意識に触れられる散策コースでした。
日本最大級を誇った駿府城のスケール感や「東海の日光」と称される静岡浅間神社の息をのむような社殿の美しさ。 どこをとっても見ごたえがあり、美味しいグルメを巡らなくても心がしっかりと満たされる充実した時間となりました。
どちらのスポットも道が平坦で歩きやすく、ベンチや緑も多いため、ご夫婦やご家族で会話を楽しみながらゆっくり巡るのにも最適です。
皆さんも次の休日には、歴史の風を感じに静岡へ出かけてみませんか?
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